黒燕と蒼雀 年下彼氏日記

11歳年下の彼との日々のあれこれ。

突然勤め先に。

 

今日もお休みなので、またお布団の中でぐずぐずしています。

 

 

黒燕くんはお仕事に行きました。寝てる私のおでこにちゅってしていきました笑

 

いつもそうなんですよ。必ず、毛布かけ直してくれておでこか頬にちゅってしてから出て行く。

 

付き合い始めて半年くらいまでは全然こんなに甘々な人じゃなかったのに。

 

基本的クールで、最初の頃は人前で手を繋いで歩く事にも渋ってました。

 

徐々に甘々に変化していったのだけど、あれ?って思ったのは何かと話をしては口論になっていた、最初の2週間が過ぎて、ほんの少し関係が落ち着いてきたある日。

 

 

その当時私夕方から深夜までのアルバイトをしていまして。大体夜22時から休憩に入ってたんだけだ、いつもその時間は黒燕くんと電話でお話してまして。

 

それがある日の休憩時間、

 

「今ここにいるんだ」

との文章と一緒に送られてきた画像がどうみても私の職場の前。

 

 

 

え⁈そんなことするタイプだったっけ⁈ってめっちゃ驚きながら外出たら

 

 

 

居るし‼︎

笑顔で手振ってるし笑‼︎

 

驚く私に、めっちゃ笑顔の黒燕くん。

 

「どうしたの⁈なんで⁈こういう事するようなタイプだっけ⁈」って言ってしまった。

 

 

思った事すぐ言葉に出ちゃった私。

 

「びっくりさせたいなって思って」ってにこにこの黒燕くん。

 

 

その後は私の休憩時間終わるまでいつも通り特撮の話とかをして、黒燕くんはまたお家に帰っていったのだけど

 

1時間の休憩の為だけに来るとは全く思ってなくて。

 

この日あたりからなんとなく、黒燕くんの表情も変わっていったような…。

 

その日が過ぎて何日かした頃かな、ご当地ヒーローのショーがありまして。

 

私、そのご当地ヒーローの敵側にとても大好きなキャラがいまして。

そのヒーローショーに黒燕くんを誘ったんですね。

 

大体黒燕くんは土日お仕事の事が多くて、そのヒーローショーがあったのは土曜日で、その日も仕事だったのだけど、午後からのショーには間に合いそうだって事で来てもらったのです。

 

 

実は黒燕くんはそれまで遊園地や住宅展示場でやるヒーローショーに出てくるヒーローは偽物の子供騙しだ、って以前言っていて

 

私は偽物か本物かなんて考えてなくて、小さいお友達(子供のヒーロー好き)や大きいお友達(大人の特撮ファン)を喜ばせたい!という気持ちで演じてくれているなら、それはヒーローだって思って見ているので、そのへんで意見が違ったりして。

 

 

この頃になると目立って口論(という名の話し合い)は減っていっていたのだけど、意見の違いで「俺はこうだから!」と頑固に譲らない主張をする事は多々あって。

 

 

私は黒燕くんてこういう考えなんだなぁ、と受け入れ始めていたので口論までは発展しなくはなってきていました。

 

なので「私の大好きなキャラのカッコよさを見てほしい。でも合わないと思ったら無理しないでいいからね。」と伝えていました。

 

 

いざショーが始まると、私もう夢中で推しに向けてシャッター切りまくってて、シャッター切りながら

 

「かっこよ!めっちゃかっこよ!」

しか言わなくなるので、もうなんかホントキモヲタですよね。

 

そのキャラ(怪人)のデザインをしたのが特撮界隈では有名な方なのと、アクションもストーリーも本格的なので、黒燕くんも「これはすごい!」と言ってくれて「考え方変わるわぁ」って言ってくれて

 

 

何より推しにメロメロな私を見れたのが面白かったようで

 

黒燕くんは自分と同じくらい特撮好きな彼女が欲しいなと思っていたそうで、

 

 

「あ、この人俺と同じくらいの特ヲタかも!」とこの時思ったそうです。

 

 

 

私は「考え方変わる」と言ってくれたのを聞いて、黒燕くんは頑固で絶対に譲らない訳ではないんだな、他の考えを受け入れる柔軟性がある人なんだ、と私はまたひとつ彼を知って好きになったのでした。

 

 

この日のショーの後「どこに行く?」という話になった時黒燕くんが

 

「俺の部屋来る?」と。

 

 

そのヒーローショーをやった場所からとても近いところに当時住んでいて

 

「行きたい!」ということで初めて黒燕くんのお部屋へ。

 

 

超緊張…彼氏が出来たのは10年振り、彼氏の部屋に行くのも10年振り…。

 

そして部屋を見て思った。

 

 

 

お宝の山ーーーーーーー!

 

 

(続)

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今回はこの辺でー。

 

読んでくれてありがとうございます。

 

それではまた。